甘すぎた想定・・・

宮城県では、2011年1月の時点で宮城県沖地震が10年以内に発生する確率が
70%、30年以内では99%という高い確率で発生する事が予想されており、同規模
クラスの強い地震や津波被害などが想定されておりましたが、東日本大震災では
その想定をはるかに超える、マグニチュードM9.0という未曽有の大震災が発生。
 

 想定外のはじまりと事業継続への不安・・・

東日本大震災では、地震と津波によって東北沿岸 の多くの地域に被害が発生。
地震や津波による浸水により、電気、 ガス、水道、電話、インターネット回線、
などのライフラインや物流なども長期間停止するなど、これまで予想もされて
いなかった想定外の事態が次々と発生しました・・・
 

異業種の仲間達との連携のはじまり・・・

震災直後は、ガソリン不足などの諸事情から物流が長期間ストップし、当店でも
乾電池やトイレットペーパーをはじめとした生活必需品の補給ができないという
状況に陥りましたが、その数日後には、異業種の仲間達の協力によりトラックや
人員等のご協力を頂き、直接メーカーの倉庫まで商品を引き取りに行くなどして
他店に先駆け業務を再開。その後、必要な物資などを仲間達と相互に融通し合う
かたちが生まれました。異業種の連携は各々の強みが活かされ、また弱い部分は
それぞれが補う形で、お互いが仕事をとおして、ふるさとの復旧復興に向けて
全員一丸となって取り組んだ事は今でも忘れる事ができません・・・
 

 あらゆる災害に対して想定外から想定内に・・・

大震災を経験し、危機管理の重要さを改めて再認識した当店では、想定外の
災害が発生した際も、事業が継続できるようBCP(事業継続計画)を策定。
商品管理の面では津波浸水なども考慮し、災害に備えた管理体制を強化する
など、当社では常に想定外の事態を想定した営業活動を行っております。
また、災害時においては停電なども想定して、インバーター発電機や大容量の
ポータブル電源、モバイルバッテリー等の整備の他、緊急時に限られた電力で
使用する為のノート型パソコンや小型複合機、UPS(無停電装置)なども整備。
事業継続の際に一番重要な自社データの管理につきましては、NAS、外付け
ドライブ、WEBストレージを活用するなどし、何重にもデータをバックアップ。
  災害時においては電話や携帯電話で連絡をとるのが困難になる事からLINE
フェイスブック、Eメール等によるSNSを活用した連絡手段も確保致しました。
その他、各分野において防災を意識した実践的な環境整備を積極的に推進し
大規模な災害が発生した際も、お客様に商品供給できるよう努めております。
 
 

他県で発生する災害のリスクも考慮して・・・

物流が発達した現在では、商品を注文すれば数日で商品が届くこの時代に
必要以上に商品を在庫するという事は、コストの問題や維持管理等の問題から
一般的には行わなくなりましたが、当社では、東日本大震災を教訓として紙製品
をはじめとした生活必需品、衛生用品等を中心した在庫(備蓄)体制を強化。
近年、南海トラフ地震や首都直下地震等の発生が危惧されており、万一その
ような災害が発生した際には、物流が長期間ストップする事が予想されます。
こういった事態が発生した際でも、当店では定期的に商品をご購入頂いている
お客様方に対しては、定期購入品を安定供給できるよう努めております。
 

 

 

 

BCP(事業継続計画)の一環として

 
 
@自社における電力や通信等のライフラインの整備
複数台のインバーター発電機を整備し、交互に発電を行える体制を構築。
発電機は電力の供給量に限りがある為、大容量のポータブル電源などの
二次電源の整備も行い、停電時にテレビを受信する為の屋外アンテナも
整備し、緊急時でもテレビやインターネットから情報の取得やSNS等を
活用した双方向の情報発信体制を整備。
 
A緊急時を想定した省電力機器の整備
停電時に使用するインバーター発電機には、電力供給量に限りがある為、
ノートパソコンや小型複合機等の省電力機器やUPS(無停電装置)も
複合的に整備を行い、災害や停電等に備えております。また、緊急時に
おきましては、ノートパソコン等も必要に応じてご用意致します。
 
B生活必需品等の防災備蓄と保管体制の見直しを実施
トイレットペーパーやボックステイッシュをはじめとした日用品や長期
保存水や保存食等の生活必需品を多数防災備蓄。また、女性事務員さん
からのご要望が多かった、赤ちゃん用の紙おむつや女性用の生理用品も
少量ながらストック。紙製品などの商品の保管場所も津波などでの浸水
対策も考慮して、ビールパレットを地上高1メートル以上の高さにまで
積み上げて保管を行うなど、災害に備えた防災備蓄体制を構築。
 
C貸出機の強化につきまして
パソコンや小型複合機、長テーブル、イスなど、様々なレンタル用品を
提供する当店では、東日本大震災の経験からパソコンや周辺機器などの
貸出機の増強を行い、更なるサービス力の向上に努めております。また、
当店よりインバーター発電機をご購入頂きましたお客様が、万一の際に
機械トラブルなどが発生し、発電機が使えなくなった際には最優先にて
貸出機をご用意致します。
 
D異業種の仲間との連携で早期復旧をお手伝い
大震災を経験した当社では、災害時等では異業種の仲間達と連携するなど
独自の防災体制を確立。また、緊急時においては車両、人材、ガソリンを
はじめとした様々な物資を相互に融通し合い、お互いがそれづれの強みを
活かし、また弱いところはそれぞれがそれを補い、お客様の復旧・復興を
後押しして参ります。
 
E商品供給の順番を明確に
いざ、大災害が発生した際には、物流が長期間ストップするなどし商品の
追加の見通しが立たない事から、一般への販売は当面見合わせて頂きます。
なお、緊急時におきましてはトイレットペーパーをはじめとした日用品は
定期的にご購入頂いているお客様を最優先に商品を供給させて頂きます。
   
FSNSを活用した商品の受注体制を確立
電話や携帯電話が繋がらない場合でも、電子メールやLINE、フェイス
ブックをはじめとしたSNSに関しては比較的繋がりやすい事から、当店
では、SNSによる情報発信手段を活用できるよう整備を行っております。

 

 

 

 

 

お客様に、あたりまえの安心・安全をお届けする為に・・・

トイレットペーパー等の生活必需品を防災備蓄。 商品は浸水を考慮し、地上高1M以上高さで保管。
長期保存水のほか、飲料水の備蓄も。 災害に備え、飲料水等を代行備蓄。
女性からの意見を取り入れ、赤ちゃん用品も備蓄。 震災時に必要性の高いガソリン携帯缶。
インバーター発電機の貸出機も整備。 大容量のインバーター発電機やローリータンク。
通常業務でも活躍するOA機器の貸出機。 省電力タイプの小型複合機なども多数ストック。
液晶モニター等も多数ストック。 ノートパソコンやスマートフォンの貸出機も。
貸出機は定期的にメンテナンスを実施。 なにかと重宝する厚手のブルーシート。
パイプイスは200脚以上ストック。 長テーブルも60台以上ストック。
DS2規格の防塵マスクもストックしております。 火山灰などにも対応した防塵マスクです。
5年間保存できる50人食の炊き出しセット。 1食パックのアルファー化米です。
店内に設置された当社、防災コーナー。 防災用に缶詰やレトルト食品なども展示。
大容量のポータブル電源などもお取り扱い。 非常用電源で無呼吸の治療器CPAPの動作テスト。
カセットコンロで使用するカセットガスも防災備蓄。 断水時に重宝する水のいらないシャンプー。
水洗トイレが使えない時には簡易トイレキットを。 専用の消臭剤などもご用意しております。
店舗内に開設している防災コーナー。 長期保存水には15年保管できる商品も。

 

 

 

 

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